【情報レジスト・ティムチュック】 6月2日(月)のまとめ

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原文はこちら:フェイスブック情報レジストHP。 5月30日の分はこちら

和文: S.J.

※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録を和訳したものである。※ ======================================

■悪かったこと■

(1) 1日中テロリストがルハンスクの国境警備隊に対して射撃を行っている。

武装勢力を黙らせるような反テロ作戦軍による効率的な活動は今の所見られない。但し、国境警備隊員の目標指示に従い、反テロ作戦航空隊は、居住区から外れた所にあるテロリストの拠点を掃射したが、短時間の効果しかなかった。
我々のデータでは、本日、大規模な戦力を用いて反テロ作戦をルハンスクで実施する旨トップから承認が得られているとされている。ところが、現時点では、航空部隊がピンポイントで使われているだけであり、何らコメントすべき点は見当たらない。
国境警備隊員は今でも任務に当たっている。1日が終わろうとしている。


(2) 他方、ロシアは、相変わらずの嘘の塊を作り出そうと、ルガンスクでの出来事を全力で利用している。

モスクワの説では、国境警備隊を攻撃したテロリストは、突然市内の一掃作戦を開始した「国家防衛隊」とされている。当然ながら、これ抜きでは何も語れない 「右派セクター」も支援したことになっている。防衛隊員が飲み切れず残してしまったロシア人の赤子の血を飲み干すための支援とでもされているのであろう。
また「自国民に対するウクライナ政権の犯罪」というクレムリンのいつもの泣ける話もある。プーチンは自らコーカサスで行っていることを棚に上げてウクライナを批判している時、血なまぐさいコーカサスの傭兵のことは忘れているのであろうか。


(3) 本日、国防省の報道部は、またしても国民が軍のために集めた募金が何に使われているのかを説明した。それを聞いたら困惑しないわけにはいかない。

国民は税金を払うことで軍に食べさせているが、それだけではなく、募金の形でお金を集めているというのも普通のこととは言い難い。しかし、国防省が親切にも提供してくれた購入品リストを見ていると、疑いの気持ちで暗くなってしまう。
例えば、「海軍艦隊の制服3500組」の購入が、ドンバスのテロリストを討伐するという、我々が現在、ウクライナ軍に何よりも期待している問題の解決にどうして資するのであろうか全く理解できない。
もしかすると、国防省では公にしていないが、ウクライナ海軍のフリーゲート艦「ヘトマン・サハイダーチヌィ」が反テロ作戦軍を支援するために、夜中に細い 小川を通ってドンバスのボタ山に向かって移動しているのかもしれない。そうでなければ、このような物を購入したとの理屈が全く理解できないのである。

■良かったこと■

(1) ハリコフ州行政府庁舎を占拠した容疑者63名に対する起訴状が検事総局により裁判所に提出された。

非常に時宜を得た発表である。この国の分裂を熱烈に支持している者達は、できれば公開裁判の過程で、全員を懲役にしなければならない。公開処罰は、まだ捕まっていないものに対しても良い見せしめとなる。

(2) 今日のミコライフは静かで平穏であり、ロシアの国旗を持って走ることを趣味にしている者達を収まるべき所に収めた。

ウクライナの愛国者らは、反テロ作戦の停止を求めるデモを分離主義者たちに開催させないため、市内中心部の広場に集合した。愛国者らは、ウクライナの民族 衣装の刺繍シャツを着て、ウクライナの国旗を持って広場に来た。彼らは、「ミコライフは反テロ作戦を支持する」、「ミコライフ市民はウクライナの独立に賛 成」、「ロシアによる占領に反対する!」と書かれたプラカードを手にしていた。
これに反対するプーチンの信奉者らは(ちなみにそれは30名程度であった)、愛国者らと言葉を交わした数分後、直ぐに解散し始めた。
殴り合いにもならず、説得出来たのである。

(3) ドニプロペトロフスク州のウクライナ内務省総局は、それぞれ200名を定員とする大隊「ルハンスク」及び「アルテモフスク」の編成を開始した。

名前からもこの大隊がどのようなものかは分かるであろう。ルハンスク市民が自主的に行動出来ないのであれば、隣のドニプロペトロフスク州が支援するという ことである。コロモイスキー・ドニプロペトロフスク州知事に対しては、ドンバスに狙いを定めており、少しずつアフメートフのシェアを奪いつつあるとのク レームも囁かれている。しかし、コロモイスキー知事の活動が戦術の面では少なくとも国益に一致しているのであれば、これほど困難な時期なのであるから、 我々も賛成しようではないか。彼を批判することは出来ない。
ところで、この大隊にはウクライナのどの州であろうと志願して入隊することが出来る。国を救うことは、全国民の仕事なのだから。

 

(原文: ドミトロ・ティムチュック)

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「情報レジスト」のアーカイブ(4月2日~17日)はこちら。(Архив переводов ИС со 2-го апреля)
「ウクライナ情勢ーーよくある質問(ウクライナ人の視点で)」はこちら。(Мини-ликбез)
在日ウクライナ大使館、報道センター(声明およびコメント)HPはこちら。(Прес-центр посольства України в Японії)

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2 Responses to 【情報レジスト・ティムチュック】 6月2日(月)のまとめ

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