原文はこちら:フェイスブック・情報レジストHP。
5月26日の分はこちら。
翻訳者はS.J.に変わりました。
※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録の和訳です。※
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■悪いニュース■
(1) ウクライナ東部のテロリストらは、最も恥ずべき形の挑発行為を開始した。ドンバスにおける戦闘により地域住民の間で当然ながら生じているパニックを利用し、直ちに「避難する」よう呼び掛けているのである。
ポノマリョフ・スラヴャンスク「市長」は、同市民に対し、ロシアへ「避難する」よう提案した。この一見魅力的な提案がうまく受け入れられるよう、テロリストらは迫撃砲でアパート家屋をこの数日にわたり砲撃しており、これはウクライナの治安部隊による仕業であると触れ回っている。
分かり易い考えではある。テロリストらが「避難」中の市民を大量に殺害することが出来れば、一石何鳥にもなる。すなわち、罪を反テロ作戦部隊に押し付けることも、プーチン大統領には中央政府の行為を非難する口実も与えることが出来、更に大きなパニックを引き起こすこと、地域の情勢を安定化させないことも可能となる。また、地域住民による大規模な反乱も組織することも出来る。
要するに、ドンバス住民に対しては、あらゆる手段を用い如何なる「避難」もしないよう理解させなければならない。そもそも躊躇うことなく平和的市民を射撃する用意があるとすれば、それは治安部隊ではなく、テロリストに他ならない。
(2) 反テロ作戦が実施されている地域において、OSCEウクライナ特別監視ミッションの1グループが行方不明となった。
ここでOSCE関係者が「行方不明」となるのはこれが初めてのことではない。彼らはテロリストの格好の関心の対象となっている。今回も彼らが「見つかる」ことを願おう。怪我無く生還することを。
テロリストらは、知能が足りないためか、このように国際社会を敵に回すことは墓穴を掘ってしまうことに気づいていない。
確かに、このようにして、プーチン露大統領は、ウクライナ国民を支持し、妥協しない西側に復讐しているのかもしれない。プーチンならやりかねない。
(3) ところで、プーチンについて。本日、彼は、ウクライナ東部における反テロ作戦を直ちに停止するよう再び要求した。このようにプーチン大統領は、マッテオ・レンツィ伊首相に対し、ウクライナの政権が如何に正しくないか語りながら、述べたことである。
興味深いのは、西側では、今般プーチン大統領がスペインの保養所にある1泊8千ドルもする最高級のアパートでダイエットし、若返ったと報じられていることである。つまり、彼はウクライナの悪口を言うためだけではなく、大切な自分へのご褒美のためにも欧州を訪問しているのである。
正直なところ、プーチンは、ドンバスの反テロ作戦に参加して子分と走り回れば、無料で痩せることが出来た筈である。ましてや、鶴を遠くまで先導したこともあるではないか。武装勢力もどこであろうと彼の後に付いて行くであろう。例えば、コーカサスのカディロフの元へ帰るであろう。
■良いニュース■
(1) 反テロ作戦が継続されている。昨日、我々は、ドネツクにおいて紛れもない成功を目にした。パニックに襲われたルガンスクの武装勢力は、ドネツクの武装勢力を臆病だと非難し、戦争を通告した。末端のテロリストらは、「同僚」の情報を提供することで自分は助かろうとして反テロ作戦部隊とのコンタクトを模索している。
本日、反テロ作戦部隊は、テロリストらに対し、直ちに武器を放棄するよう最後通告を行った。治安部隊は、ドンバスで大量の犠牲者が発生することは望んでいない。
現在展開されている反テロ作戦部隊の積極的な活動は、我々がかなり長いこと治安部隊に望んでいたことである。部隊員はどうか気を抜かないで欲しい。
とはいえ、この願いは、「前線で」真摯に任務をこなしている部隊員ではなく、制服に多くの勲章を付け、本部で長い事知的活動に従事してきた幹部に対するものであろう。
(2) マリウポリのテロリストの指揮官は、地元住民からの支援がない旨言及し、「男ではなく、羊の群れだ」と言った由である。
そうではない。羊の群れは、ロシア国旗を盾にして、暴れまくり、外国の利益のために殺人を行っている者である。賢い人間であればこのゲームに参加することはない。
(3) 中国ではシベリアに移住する提案が控え目ではあるがなされた。
李源潮・中国副主席は、穏やかな表情で、「ロシアには広大な土地があるが、ロシアの女性は必要とされる数の国民を生むことが出来ていない、中国では逆に、勤勉な国民は多いが、領土が問題なのだ、だから互恵的な取引をやろうじゃないか」と提案した由である。
李源潮氏にはヒントを教えよう。プーチン大統領自身が全世界に対してかかる問題の解決策を示したではないか。シベリアに少人数の重武装した物々しい部隊を送り込めば良いのだ。まずは3000万人程度を派遣すれば十分であろう。その後、彼らは地元の住民だと発表し、住民投票を実施すれば良い。簡単なことである。
(原文: ドミトロ・ティムチュック)
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「ウクライナ情勢ーーよくある質問(ウクライナ人の視点で)」はこちら。(Мини-ликбез)
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