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Tag Archives: プーチン
【情報レジスト】 一日のまとめアーカイブ(4月2日~17日)
「情報レジスト」による一日のまとめ、4月2日~4月17日までの和文です。それぞれの日付をCtrl+Fでお探しください。 なお、4月17日以降の投稿は、コメントセクションのPingbackをご利用ください。必要に応じて、「過去のコメント」(Older comments)をご覧ください。 4月17日(木) 原文はこちら。 ====================================== ■ 悪かったこと ■ ① ロシア大統領が完全にプーチンワールドに入り込んでいる。戻ってくることはなかろう。 きょう行われた生中継(プーチンが一般市民から質問を電話で受けて答えるもの)は、高熱にうなされる人のうわ言のようであった。東ウクライナを、ロシアに根付いている「ノヴォロシア」(「親ロシア」)と言い出した言葉からして、ひどかった。 ウクライナ東部にロシア軍がいる話は「たわごと」だとか。3月にはクリミアにもいないとあれほど言っていたこの人は、同じ中継の中でクリミアの「自警団」の背後にはロシア軍がいたことを認めている。 嘘に嘘を重ねているプーチン氏の話はもはや信じる人はいないと思えそうだが、ロシア国にはうんうんと、王様の言葉に納得しきっている人は大勢いるのである。 ② 東部では相変わらず過激集団が暴れる。「情報レジスト」コーディネータの一人の地元スタハノフ市(ルガンスク州)も不安定で、またドネツク市でも親ロシア派が悪さをしている。 今まで安定していたザポリージャ州でも、親ロシア集会の可能性があると地域自治体が恐れているよう。しかし、その「可能性」のありどころは東部ではない。われわれの情報では、きょうクリミアのサキ飛行場にはプーチンツアー便が上陸し、乗客はザポリージャのナンバープレートのマイクロバスに乗り込んでいた。悪い知らせである。 ■ 良かったこと ■ ① ジュネーブ4者会合では、一連の項目で合意が得られている。その中には、占拠されている各施設の排除や過激集団参加者らの恩赦を、「両側が保障するように」求められた。 問題は、ロシアを信頼できるか、である。東部の困惑に関与していることを認めてはいないのだ。つまるところ、上記のことに合意しても、その言葉には中身がないことになる。 したがって、これらの合意にどれほどの効力があるかは非常に疑わしく、筆者自身の考えでは、ロシアの参加は新たな制裁措置を避けるためのダマシでしかない。 しかし、いずれにせよ国際レベルでようやく対話ができたこと、また、しばらくは軍事介入を控えてくれるだろうことは、よいことである。 ② 東部騒動もあり、クリミアに残されたがロシアが好きなわけではないウクライナ人の問題に対する認識が薄れてきている。 もちろん、これ自体が「よかった」わけではない。良かったのは、社会問題を掲げて選挙活動を行っている大統領選候補者、コロレヴシカ氏がきょう、クリミアを訪れ、現場の声を聞いたことである。社会問題に詳しいコロレヴシカ氏なら、ウクライナ国家がクリミアに置き去りにされたウクライナ国籍者に対して持っている義務があやふやになっている状態を、表に出してくれるだろう。 クリミア住民は、4月18日(金)までロシア国籍を取るかの決断をロシアに要求されており、ロシア国籍を放棄した者の運命は、18日以降はだれにもわからない。(「訳者コメント」をご参照) 中央政府が口にしないこの人たちの問題を、忘れてはならない。選挙活動の一環としてでいいので、政治家たちがどんどん取り上げてくれるとよい。抽象的な「クリミア住民」なのではなく、一人ひとりが、私たちの兄弟姉妹なのだから。 ③ ドネツク市ではきょう3千人、ルガンスク市では千人の人が、一致したウクライナを唱える集会に参加した。 多いのか少ないのかは、筆者には判断できない。しかし、これは武器を持った親ロシア派を恐れなかった人たちだけである。安定し一致したウクライナで平和に暮らしたいことをただただ願っている人は、その100倍はいるに違いない。 (byドミトロ・ティムチュック) ====================================== ■ 訳者コメント: クリミア住民の国籍について (http://forbes.ua/opinions/1369087-pasportnyj-nokaut-dlya-kryma、またhttp://fakty.ictv.ua/ua/index/read-news/id/1512208に基づき作成) クリミア住民の国籍決定は、ロシアの国籍取得法ではなく、クリミア編入条約に基づいて行われる。条約の5項には、クリミア編入時点でクリミアに在住しておりウクライナ国籍を保持している者は、1か月以内にウクライナ国籍を保持したいと申し出ない限り、自動的にロシア国籍保持者として認められる、とある。(一部省略) ■ なにもしない場合 4月18日をもって自動的に「ロシア国籍保持者」とされる。 自動的にロシア国籍と認められても、ウクライナ国籍を放棄しない限り、国内ではウクライナ国籍保持者と見なされる。二重国籍は認められないので、ロシア国籍保持者(=外国人)のような入国制限などに当てはまることはない。 しかし、クリミア内ではウクライナ国籍保持者として認められなくなり、ロシア国籍保持者と同じ義務(納税や兵役など)を担うことになる。また、「ウクライナの国籍を保つ意志を表した者が僅かであった」という演出のためのデータにもなる。 なおこれは、クリミア外に住んでいるが何らかの理由でクリミアに籍を置いている者全員に当てはまる。 ■ ロシア国籍を放棄すると申し出た場合 願書を書き申請しなければならない。 受理された場合は「ロシアの領土に住む外国人」と認められる。ロシア独特の義務を担うことはないが、そのかわりビザのようなものを定期的に取得する必要が生じ、不動産所有権などの問題が出てくる。自分の生まれ育った家などを所有し続けるためには「永住権」を申請しなければならなくなるが、もらえる保証はない。 「1か月以内に意志表示を」と言っても、4月上旬まではそれができる場所も願書の用紙もなかった。4月上旬になってようやく4か所の入国管理局臨時出張所が設置されたが、すべてシンフェローポリから40キロ圏内にあった。しばらくして更に5か所が設置されたが、その宣伝は大してされていなかったよう。 … Continue reading
