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Tag Archives: 東部
【情報レジスト】 5月10日: ロシアの「平和維持作戦」の宣伝と正当性について
原文はこちら(フェイスブック)とこちら(情報レジストHP)。 Информационное сопротивление: о вопросе возможности проведения Российской Федерацией «миротворческой операции» в Украине (оригинал). ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)グループによる報告を意訳し、一部解説を加えたものです。※ ====================================== 「情報レジスト」の作戦情報によると、ルガンスク・ドネツク州において親ロシア過激集団は住民に対して猛宣伝を行っている。その目的は「住民投票」とやらに参加させウクライナの分裂を保証することである。 親ロシア過激集団の主な論拠は、住民投票が実施されればロシアがウクライナ領土に
【情報レジスト】 5月10日(土)現在、対テロ作戦と現場の問題について報告
原文はこちら(フェイスブック)またはこちら(両方ロシア語)。 Докладная записка группы «Информационное сопротивление» по состоянию на 10 мая 2014 г.(Оригинал) ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)グループによる報告を意訳し、一部解説を加えたものです。※ ====================================== ■ 対テロ作戦の状況について [9日に警察署が襲撃された]マリウーポリ市での警察・治安部隊の行動からすると、対テロ作戦がようやく軌道に乗ってきたようだ。 対テロ作戦に関わっている警察・治安機関幹部は即座の決断力と状況に適した指令を出せる能力を示している。 兵士たちは、「人間は撃てない」という心理的な壁を乗り越え、テロリストとの武装対立時に武器を使えるようになってきた。(治安機関のことを考え今まで公にしなかったが、これは対テロ作戦の上で最大問題の一つだった。) 特に、
【情報レジスト】 5月8日(木)のまとめ――要約・解説
原文はこちら。(byドミトロ・ティムチュック) 5月7日の分はこちら。 ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録を、要約し一部解説を加えたものです。※ ====================================== ※ 地名の綴り揺れが見られますが、ご容赦いただければ幸いです。 ■ 悪かったこと ■ (1) ルガンスクとドネツクでは、(「プーチンのお金欲しい会」と自称した方が正確だが)「人民会議」と自称する親ロシア派連中が、やはりそれぞれの「独立」について問う住民投票とやらを実施することを決めた。 今夜何者かが、ドンバスの数か所の印刷所で用意されていた投票用紙100万枚以上燃やした。しかし、モスクワはお金持ち。いくらでも再印刷できそうである。 つまり、どうやら、9日に見込まれる更なる緊迫化の次は投票が予定されている11日以降に備えなければならない。結果は既にわかっている。クリミアと同じように、100%近くが独立を訴えたと発表され、世話焼きのプーチンさんが「待ってと言ったのに、しょうがないな」と、「同胞たちの意志表示が尊重されることを保証」する者として再登場する。 (2) 国境検問所を突き破り、ロシアから「タイガー」歩兵機動車がルガンスク州へ侵入してルガンスク市を自由に走った。ロシアの政治家ジリノフスキーから分離独立主義者への贈り物のよう。 たった1台の軍車両がこんなにたやすくウクライナ領土に侵入できるとは、とんでもない出来事である。ただし、ここでは国境防衛状況の困難を考慮しなければならない。 確かに、ルガンスク・ドネツク州にあるロシア国境部分は全体として弱い。汚職がまだ花を咲かせているが、それよりも、国境防衛兵には単独で大人数の過激集団や、この場合のように装甲車両を止めるだけの装備も力もないのである。 ここは、治安機関が協力し国境防衛を強化しななければ、今後も問題が相次ぐだろう。 (3) プーチンがきょう、集団安全保障条約を結んだ国同士(カザフスタン、ベラルーシ、アルメニア、キルギズ)の大統領を集め、ロケット兵器演習を行った。その一環として、TOS-1多連装ロケットランチャーの演習が行われた。 「発射!」と命令するプーチン大統領。 こたえは「しーん」。 発射起きず。 ロシア軍は、ときにはとんだ失敗をするものだ。筆者がロシア人なら、戦争を好む自国のリーダーの手元に核兵器があることを心配するだろう。全世界を敵に回しても構わないと、その核兵器を使おうと思ったときに、何か問題が起きてもおかしくない状態である。ロシア国内が危ぶまれる。 ここで何が悪かったことなのかというと、プーチンが世界を感心させようとするときに見せびらかすのはロシアの高い技術、効果的な農業、豊かな文化などではなく、(ときには故障する)兵器と軍事力だということである。 ■ 良かったこと ■ (1) 国家安全保障・国防会議パルビー書記は、先日プーチン大統領が「住民投票を延期するように」分離独立主義者らに求めたのは「政治的な詐欺である」と主張した。 ウクライナの政府は、プーチンの言葉など信頼してはならず、中央政府を油断させることしか眼中にないことを理解している模様。したがって、対テロ作戦も、テロリストらがおとなしくなるまで続くということである。 プーチンの嘘にはもちろん、いいことはないが、ウクライナがそれを信頼しておらず引き続き国を守る覚悟ができていることは、なんといっても喜ばしい。 (2) きょう中に、各州の翌日9日(戦勝記念日)に向けていかに備えているかという調査の結果をまとめられそうである。安心できるわけではないが、希望をもたらす結果だった。 弱点も多い。しかし、全体として治安機関および地方行政機関は、2日のオデッサのような悲劇を繰り返さないように力を尽くしている。 実際にそのときになるまではどうなるかもわからなければ、9日が問題なく過ぎることにも期待しない。特にドンバスでは、きちんと備える必要がある。 (3) モスクワのクレムリンにはいわゆる英雄都市の碑があり、毎年戦勝記念日前に各碑に花が置かれる。しかし今年は、ロシアのSNSでキエフ市の碑だけには花が置かれていないという情報が普及した。 そのような投稿が広がってから2時間後には、碑には多くの花があった。 モスクワにもいい人がいるのだ。深く感謝したい。結局のところ、戦勝記念日は私たち共通の祝日である。心から、おめでとうございます。 ヒトラーには勝てた。プーチンにも、きっと勝てる。 =========================== 「情報レジスト」のアーカイブ(4月2日~17日)はこちら。(Архив переводов ИС со 2-го апреля) … Continue reading
【情報レジスト】 5月7日(水)のまとめ――要約・解説
原文はこちら。(byドミトロ・ティムチュック) 5月6日の分はこちら。 ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録を、要約し一部解説を加えたものです。※ ====================================== ※ 地名の綴り揺れが見られますが、ご容赦いただければ幸いです。 ■ 悪かったこと ■ (1) 5月9日(戦勝記念日)が近づくにつれ、親ロシア過激集団の更なる活発化が見込まれるとの情報が増える。 それよりも懸念するのは、プーチン大統領がまた何らかのゲームを始めたこと。OSCE(欧州安全保障協力機構)の理事長との会合にて住民投票は待ってと東部の分離主義者らに勧めたり、ウクライナ大統領選さえも認めてくれると言わんばかりのスタンスを見せたりしたプーチンは、別人のようだった。 しかし、プーチンは「ウクライナ国境付近のロシア軍は撤退した」とも主張しているが、「情報レジスト」の情報でも国防庁の情報でもその裏は取れなかった。このような嘘も含めて、プーチンの突然の「優しさ」は見せかけであると考えてよいだろう。 このゲームの意味はまだ読めないが、油断してはならないことは明らかである。 (2) 過激集団の破壊活動領域が広がりつつある。 きょう、以前危険度4点だったザポリージャ州を、危険度のレッドゾーン(10点満点で5店以上)に入れた。 それと同時に、レッドゾーンに入っていたハリキフ州はイエローゾーンに入ったので、プラスマイナスゼロではある。近日中に新たなチャートを提示する予定。 (3) 内務省付属反テロ対策センターのクルートフセンター長は、対テロ作戦の期間にわたり14名のウクライナ人軍人が死亡し、66名が負傷していると記者会見で述べた。 「情報レジスト」が持っている情報は若干異なるが、いずれにせよ、毎日の戦闘では人の命が失われていく。 亡くなられた治安部隊員の方々は、英雄である。永遠に忘れられることがありませんように。 ■ 良かったこと ■ (1) 戦勝記念日に際し発生が見込まれる衝突やテロに、地方がいかに備えているかの簡単モニタリングを行ったところ、ドネツィク・ルガンシク州を除き、予想より前向きな結果が得られた。 特にハリキフ州および南部(特にオデッサ・ムィコラーイフ州)の状況が喜ばしい。治安機関・地元行政機関ともに、潜在的危険に備えて強力な準備を進めている。ドニプロペトリフシク州に関しては、知事・副知事をはじめ行政が本来しっかりしているから、言うもまでもない。 たとえばきょう、オデッサには有志の隊員から構成される特殊警察大隊「キエフ1」が到着した。国防省も一連の予防措置を取っている(詳細は、明日以降お伝えできそうである)。 (2) 対テロ作戦。きょうはようやく、今まで漠然と勘付いていた対テロ作戦の不合理的で効果の低いことの原因を裏付ける情報を入手できた。 以前「情報レジスト」が対テロ作戦の指令部に対して述べてきた不満は妥当であったようである。しかし、それと同時に、政府側から問題解決に向た真剣な動きも見られた。 最大の問題は良質な人材不足である。ウクライナの軍幹部は今までぬるま湯に浸かってきたあまり決断力に欠けておりどうしてでも責任を避けようとしがちである。しかし、その中にも妥当な人材はおり、遅ればせながら徐々にキーポストに任命される。 責任を負う覚悟を持つ、司令官。口先だけでなく、行動で自国と自国民を守る覚悟を持った、兵士。筆者が思うに、ウクライナが今陥っている暗い状況の中で、治安機関の新たな世代が生まれつつある。 ただ、その誕生の代価があまりに尊いことを嘆く。 (3) ドネツク州にて「アゾフ」警察大隊を乗せたバスが過激集団に攻撃されたが、その結果、「ドネツク人民共和国」の自称防衛相カキジャノフ氏が捕えられた。 ドンバスの過激活動家らがこの上なく愚かに感じるのは気のせいだろうか。攻撃しかけておきながら早速「司令官」たる人物を失うとは、「人民共和国」もよっぽど優秀な軍隊を持ったものである。たやすく捕まる防衛省にふさわしい兵たちであるに違いない。 (4) 保安庁の報告によると オデッサでは2日の大惨事時親ロシア側に資金提供を行ったブラック金融センターが発覚され差し押さえられた。資金の元は予想通り、ヤヌコヴィッチ「一族」に深いつながりを持つ2名の人物であった。 過激集団に資金が流れる窓口が多く閉まるほど、各集団の活動を防ぎやすくなる。お金がなければ、ロシア国旗を掲げたテロもなくなる。そうしたら、プーチンその他が国際法を踏みにじるのと同じように、ソ連の大復活というプーチン氏の夢も粉々に踏みにじられることだろう。 =========================== 「情報レジスト」のアーカイブ(4月2日~17日)はこちら。(Архив переводов ИС со 2-го апреля) 「ウクライナ情勢ーーよくある質問(ウクライナ人の視点で)」はこちら。(Мини-ликбез)
【情報レジスト】 5月6日(火)のまとめ――要約・解説
原文はこちら。(byドミトロ・ティムチュック) 5月5日の分はこちら。 ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録を、要約し一部解説を加えたものです。※ ====================================== ※ 誤字脱字・不自然な日本語など、申し訳ありません。 ■ 悪かったこと ■ (1) 保安庁長ナリヴァイチェンコ氏は 、ドンバス(※)が不安定なのは住民がロシアの反ウクライナ・プロパガンダによる影響が強く、保安庁・内務省・国防省を信頼していないためであると述べた。 それは事実である。しかし、それなら、ウクライナ国家はここ2か月の間、ロシアの強力なプロパガンダマシンに対抗するために何をしたのだろうか。逆プロパガンダはどうなっているのか。対テロ作戦本部が情報政策を行っているだろうか。安全保障・国防会議が形成したはずの情報戦調整組織はどうしたのか。質問は絶えないが、答えは聞こえてこないのだ。 行政機関にも、一般市民の中にも、ウクライナのために自発的に情報戦に取り組んでいる人がいるだろう。素晴らしいと思う。ただ、これはやはり、国が国家レベルのリソースを使い行うべきことである。 東部住民の頭の中が誤解に染まったままでは、実際の戦争を効果的にすることはあり得ないのだ。 (2) コーヴァリ国防相は、政府がドンバスの一般市民を戦争に巻き込まないとしているために、対テロ作戦がなかなか勢いを増せないと述べた。 賛成せざるを得ない。一般市民をまでせん滅するのはいただけない。 しかし、それなら、せめてテロリストに攻撃されたときに急所を狙う射撃を公式的に許してほしい。現時点では、各地の対テロ部隊が武器を使おうものなら政府が眉間にシワを寄せ、戦闘のたびに自己責任で撃つ撃たないの指令を出すことになっている。 (3) ラブロフ外務省(露)によると、親ロシア派代表の参加がなければ、ロシアはウクライナとの交渉に応じる意味が見出せない。ロシアの操り人形を国際舞台に登場させようというのである。 ロシアに相談に乗ってもらうといいかもしれない。紛争解決の経験を――たとえば、コーカサスでロシアが実行してきたもの――分かち合ってもらうとよい。 ただ、百人単位に上る一般市民の死亡者や町村ごとのせん滅まみれのその実績一覧には、「交渉により解決」が見つからない気がしてならない。 ※ ドンバス=トネツク・ルガンスク州を合わせた地域名 (1)、(2) 関連記事(ウクライナ発信、ロシア語) (3) 関連記事(ウクライナ発信、ロシア語) ■ 良かったこと ■ (1) ウクライナ議会がトルチノフ大統領代行に、対テロ作戦用に治安機関と国防機関の調整する人物を任命するように勧めた。 確かに、コーディネートは対テロ作戦の弱点であり、迅速な解決を要する。 ただ、別途官僚を任命する必要性は明らかでない。今の対テロ作戦責任者が担うべきこの義務を果たせないのだろうか。余計に仲介者を挟むことで作戦の調整がよりややこしくなるだけなのではと、心配である。 後は、結果を見せていただくまでである。解決を要する問題が確認されたことがせめての救いである。 (2) チェボターリ副外務相は、5月2日オデッサで起きた出来事について記者会見をした。 オデッサ州内務省総長と3名の副総長がポストを外され、両方から衝突に関わった人物を160名逮捕。また、これからオデッサでは黒マスクをかぶる者は逮捕されるようになる。一部の警察官は勤務怠慢で解雇。 是非東部でも実行してほしい試みである。「情報レジスト」の情報では、地方の各地で占拠されていたと思われている内務省局ビルは、占拠されていたというより、各局長らによってお金と引き換えに「手渡されていた」。取引のスタート値は10万ドルからだったという。 今のアヴァコフ内務相が全国から批判を浴びており、筆者も批判者の一人であるが、この、「警察の除染作業」がきちんと広がっていけば、大いに感謝して真っ先に脱帽する。 (3) マイダン(※)の自警団のすべてが、これから内務省の管轄下に入り行動する。これは、安全保障・国防会議パルビー議長と各自警団の百人隊長との会議で決定されたことである。 ジュネーブ会合にて決まった「非合法的な武装集団の排除義務」を守っていないということでウクライナに文句を言い続けてきたロシアに対して、よい応えになる。(コメント: ジュネーブ会合ではロシアが人材・金銭的に支援している親ロシア過激集団の武器排除に関する項目として決まったことだが、ロシアはすかさず「ウクライナの『右翼セクター』などの親ウクライナ自警団のことだろう」と拒否している。) 今度はプーチンの番である。期待はしていないが、クレムリンがその招待を晒し、これからどのような言い訳を見せてくれるのか、楽しみである。 ※ マイダン=出発点キエフの「独立広場」(マイダン・ネザリェージノスチ)から取った、2013年11月末~2014年2月末の反政府抗議の総称。 =========================== 「情報レジスト」のアーカイブ(4月2日~17日)はこちら。(Архив переводов ИС … Continue reading