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ロシアのプロパガンダ、世界を欺こうと必死――新たな反ウクライナプロパガンダの発足

マレーシア航空のボーイング777型旅客機がドネツク州で撃墜された直後に、ロシアのマスコミは、親ロシア武装勢力がウクライナのAn-26輸送機を撃墜 したと報道。この情報はまた、テロリストらによる複数のメディアに広く掲載された。これにはウクライナ東部テロリストがのリーダー、

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【情報レジスト・ティムチュック】 6月23日(月)のまとめ

原文はこちら:フェイスブック・情報レジストHP。 6月20日の分はこちら。 和文: O.P. ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録を和訳したものである。※ ====================================== ■ 悪かったこと ■ (1) ロシアとの国境が閉鎖されているとの政府側の主張に関してはコメントを控えようと考えていたが、問い合わせがあまりにも多いために言及することとする。 我々「情報レジスト」グループは残念ながら、国が国境の管理に関して示している安心感の根拠は見出せていない。安全保障・国防会議が

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【情報レジスト・ティムチュック】 6月20日(金)のまとめ

原文はこちら:フェイスブック・情報レジストHP。 6月19日の分はこちら。 和文: O.P. ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録を和訳したものである。※ ====================================== ■ 悪かったこと ■ (1) 反テロ作戦、一週間の停戦が始まった。ポロシェンコ大統領がその旨公表した。 これが非常に大事な政治的行動であることはわかっている。また、犠牲者を最小限に抑えてドンバスの危機を緩和化に導く可能性に賭けていることも理解している。この決断には徹底した偵察や状況の分析が先立っていることも承知済み。また、19日から20日にかけてウクライナ治安部隊が国境閉鎖に向けて多くの(そして成功を伴う)努力を注いだことも知っている。 しかしそれでも、国境は完全に閉ざされてはいない。この状況下で停戦を公言することの背後には、我らには見えない何らかの事情があるのではと憶測するしかない。ウクライナ大統領が、万事心得ていると信じたい。 (2) 19日から20日かけて、ロシアから新たな戦車、装甲車およびグラード多連装ロケットランチャーがウクライナに侵入した。 コメントはもはや必要ない。このような重兵器一両一両は、新たな挑発や衝突を意味する。今親ロシア武装勢力の手元には既に6両のグラードがある――小規模なアルマゲドンには充分。 それと同時に、テロリストらのリーダーはドンバスがスターリングラードになるだろうと発言した。 我々としては、その導師ヒトラーが1943年にスターリングラード攻防戦で惨敗したときと同じように、プーチンと愉快な仲間たちがドンバスの「スターリングラード」で敗れるだろうことは疑わない。しかしこれは、仲間の血が川のように流れることを意味するのである。 (3) ウクライナ検察総局は、軍隊向けの防弾ベスト購入を非合法的に一時停止させたとして、ウクライナ公正取引委員会に対し刑事訴訟を起こした。 軍後方部の活動は、裏切りや破壊活動を臭わせる不可解な点ずくめである。過失者を、とある体の部分に縄を結び付けて町の広場で吊るし上げでも始めたらどうだろう。非人道的ではあるが、そうすれば反テロ作戦を妨害したいと思う者が一気に減るだろう。 ■ 良かったこと ■ (1) 国境防衛が不完全であることを除いては(とはいえ、それだけで多くの良い点が打ち消されてしまうが)、反テロ作戦軍は抵抗巣を一つの地域に抑えている。 事実上、テロリストらはドネツク・ルガンスク両州の特定地域に集中し包囲されている。 (2) スラビャンスク市の住民を代表するグループは、テロリストらのリーダー・ギルキン氏に呼び掛け、町を去るよう求めた。ギルキンはそれを拒絶。 テロリストらがドンバスの一般市民にとって厄介な存在であることは周知の事実である。しかし以前は、それについては隠れてひそひそとしか話されていなかった。一方で今なら、人がそれを声に出して言っている。そのような発言のために、自称「人民共和国」の武装者に射殺されてもおかしくないとわかっていながら、である。 ちなみにルガンスクでは、町を出ていき一般市民を盾にしないでくれるようテロリストや破壊活動家に対して呼び掛けるチラシが配布されている。 ドンバス住民のこの声が、ますます大きくなっていくことを願う。ウクライナの政権も、社会も、ドンバスの住民も、平和だけを夢見ているのだ。血を流したいと願うのは、テロリストらとクレムリンにいるその飼い主らのみ。世界にも、その事実を知ってもらわねば。 (3) 治安部隊が国境を管理下に取り戻す際、「ドルジャンスキー」国境検問所付近を乗っ取っていた武装集団を国境から切り離す作戦を行った。武装集団の中にはロシアの傭兵もおり、迫撃砲で砲撃してきた。その結果、ロシアの税関員が負傷を負った。 モスクワはすぐに動き出した。至急「現場の査察およびロシア領土に対する砲撃の証拠収集」をしようと、ドルジャンスキー付近にロシア捜査委員会が到着した。大いなる騒ぎが起こる予感がしてならない。 捜査委員会のおじ様方にはしかし、ウクライナ側の検問所が前から閉鎖されておりロシア側も閉鎖に応じるべきであったにも関わらず、そこにロシアの税関員がいた事実をまず説明していただきたいものである。 皆様がテロリストとの密接な協力ごっこをしようと決めたからには、ご自身で収穫を刈り取れば良いのである。ロシアの税関員、国境警備隊員、軍人が、プーチンがトン単位で武装勢力に流している兵器のために命を落としても、筆者はよほど悲しむ理由が見いだせない。自業自得なのである。 (原文: ドミトロ・ティムチュック) ========================== 「情報レジスト」のアーカイブ(4月2日~17日)はこちら。(Архив переводов ИС со 2-го апреля) 「ウクライナ情勢ーーよくある質問(ウクライナ人の視点で)」はこちら。(Мини-ликбез) 在日ウクライナ大使館、報道センター(声明およびコメント)HPはこちら。(Прес-центр посольства України в … Continue reading

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【情報レジスト・ティムチュック】 6月17日(火)のまとめ

原文はこちら:フェイスブック・情報レジストHP。 6月16日の分はこちら。 和文: O.P. ※ 3月10日からウクライナで活動しているボランティア情報局、「情報レジスト」(”情報で抗議する”)リーダが発信しているその日の記録を和訳したものである。※ ====================================== ■ 悪かったこと ■ (1) ロシア軍が再びウクライナ国境付近に集結しているのは、大規模な挑発行為のためである。そして、集結している軍の中に見られる、ウクライナ軍服を着たロシア軍人は、その挑発行為に使われる一つの手段。 明日にでも国境付近で、ウクライナ軍を装った者らが不可解で反響を呼ぶような行動に出てもおかしくない。その行動は、プーチンがウクライナに対していかなる行動をも取れる言い訳を作るのである。 世界の半分を戦争の炎に投げ込んだヒトラーという挑発者ですら、プーチンに比べればいたずらっ子にすぎない。プーチンはまだ、その潜在的卑怯さや狡猾さの一割も見せていないのだ。 その暴走を止められるのは国際社会のみだが、その国際社会は「こっちにもそっちにも」といった声明を発するばかりで、なかなか行動に移ってくださらない。 (2) 国境にあるスニージネ市は案の定、砦になりつつある――ロシアからの重兵器が増えている模様。また、ドネツク州のヤンポリ町には武装者の急増が確認された。 ルガンスク市とドネツク州のクラスノアルメイスキー地方には、グラード多連装ロケット・ランチャーが現れた。これもまた、武装者による挑発行為にうってつけの武器である。あいにく彼らにとって、民間人の犠牲者を作り反テロ作戦のせいにすることなど、もはや日課となっている。 (3) テロリストらのそのようなところはわかっている。しかしネットでは、反テロ部隊も民間人の犠牲者を出したとして批判が広まっている。 我らは、このような批判の「きっかけ」になる事件はロシアが嘘や情報操作によって多量に作りだしていることに慣れている。しかしやはり、治安部隊の早急な対応と説明が求められるケースもある。 たとえば、スラビャンスク市に次ぎ今度はクラマトルスクの住宅街が砲撃を浴びている。反テロ作戦本部によれば、それは――上記のスラビャンスク市の場合と同じく――テロリストらの仕業である。 一般市民の犠牲者が出ることも許されないが、一般市民がテロリストらによる事実の描写を信じ切ってしまうことは、その倍許されないのである。     ■ 良かったこと ■ (1) ポロシェンコ大統領は、昨年11月から社会が求めてきた政権の「リロード」が今でも切実な問題であると述べた。 (※リロード=政府・議会など、国のトップをなす人材の清浄化※) 言うまでもない。ただし、言葉の次にはしかるべき行動も見てみたいものである。言葉をそのまま信じることにはもう飽きた。 また、各国会会派長との会議において、ポロシェンコ大統領は国会議員前倒し選挙に賛成し、憲法改訂に関する法案について話し合った。 国会議員再選は、「ウ露国会」から「ウクライナ国会」に向けた一歩であり、憲法改訂は、ドンバスとの対話において大切な部分である。両方とも、重要でタイミングの良い発意である。ここもしかし、実際の行動を見せていただきたい。 (2) ロシアから派遣され武装集団を率いるギルキン氏は、その軍事介入の要求に応じないプーチンに対し「ノヴォロシアを見捨てるな」と、そのSNSページにて忠告した。ギルキン曰く、プーチンがユーゴスラビアのミロシェヴィッチ元大統領の道連れになろうとしている。 テロリストの心の叫びである。プーチンの下っ端がご主人を脅迫しようとしているのは、逃げ場のない状況に追い込まれている証拠だろう。 一方で、これはロシアの諜報機関による演出である可能性も捨てきれない。心から前者が正しいことを願う。 ……そしてミロシェヴィッチの運命はプーチンによく合うと思う。プーチンご自身も、警護された手錠姿がいかにお似合いなのか、想像もつかないことだろう。 ※ 関連記事(ロシア語、ロシア発信)   (3) ドネツク・ルガンスク両州における紛争の平和的解決を担う大統領代理人が任命された。担当人物となるのはI.ゲラシチェンコ議員である。 テロリストらは既に交渉に関する忠告を出しており、自分の条件を強いようとしている。女性であるゲラシチェンコ議員だが、武装集団のリーダらにも、女性らしさが薄志弱行を意味するのではないことをわからせるような、優しくも説得力のある言葉を見出してくださることに期待しよう。 ……いずれにせよ、このような公職を設けただけでも、ウクライナ政権は充分に良心と平和的対話への用意を表示したと言える。   P.S. 最近反テロ作戦に関する言及を最小限に控えているが、それは治安部隊のためを考えてのことである。公開される情報については許可をいただいている。ご理解いただきたい。   (原文: ドミトロ・ティムチュック) ========================== … Continue reading

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